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昭和は遠くなりにけり   

2017年 10月 04日

久しぶりの更新。あれこれ思うところと思うところもあったが、ここには書かないでおこう。

本日はJRの103系の大阪環状線でのラストランの日だったとか。
鉄道に思い入れのある方々とは比ぶべくもないが、自分が物心ついたころから走り始めている103系には、それなりの思い入れがある。

103系にかこつけて10月3日をラストランの日に設定したらしい。
そもそも、走り始めた当初はオレンジのボディカラーが珍しかったのか、グリーンやブルーの車体を見ると田舎に来たなと感じたものだ。つまり、オレンジの車体は都会の印…(笑)。

かつては、近鉄沿線に住んでいたので、大阪環状線の起点は鶴橋であった。森ノ宮のサクラクレパスの工場の看板や、桜宮の明治のミルク工場の看板などが子供心に楽しみだった。今でいうとJR高槻駅の手前に明治の馬鹿でかいチョコレートの看板があるが、スケールの違いこそあれ、似たようなものだろう。とにかくクレパスのでっかい看板と、でっかい牛乳瓶の看板を見るのが楽しみだった。

今の子供達からすれば、何が楽しいのやら? てなところだろうが、まあ、そういう時代だったのだ。あてがいぶちのゲームに熱中しているのと、どっちが幸せかはよくわからんけどね…。

あと、自分が子供の頃にはエアコン装備の車両はほとんどなく、夏期の大抵の車両には扇風機が回っていた。だから、自分が乗った車両が冷房(当時はエアコンなどなかった)だと、ラッキーてな感じだった。これも、今は昔のはなしだな…(笑)。

そんな、あれこれの思い出がある103系が今日で姿を消すというのは、しみじみと感慨深いものがある。
時代の流れといってしまえば、それまでだが、昭和はそれほど捨てたもんじゃないよ。
昭和と一括りにして切り捨ててしまう前に、昭和の人たちが考えていたことや、残してきたものの意味を考えてみることも大切だと思う今日このごろである。



by ina-elise | 2017-10-04 00:41 | ジャンク

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